第271章手がかりの追跡

ジョナサンとペネロペは、荒れ果てた建物の奥にある、人目につかない半開きの事務所の扉の前に着いた。

ジョナサンが控えめに数回ノックする。

「誰だ?」中からしゃがれた声が飛んだ。

「俺だ。開けろ」

ジョナサンの声を聞くなり、男は慌てて扉を開けた。

「ライスさん!どうぞ中へ、さあさあ!」声を張り上げた男は歯が黄ばんでいて、息は言葉を発するたびに鼻をつくほど臭かった。

ジョナサンの背後にいたペネロペは、思わず嫌悪に鼻をしかめる。

ジョナサンはルイから奪った電話を男に渡した。「ウェズリー、この件はお前に任せる」

ウェズリーは電話を受け取り、せわしなくうなずいた。「ご心配なく、ライスさん。...

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